リーダーが楽しく実践をしていますか？
動禅経営（掃除道）の環境整備プロジェクトがうまくいっている会社には特徴があります。
それは「環境整備プロジェクトのリーダーが楽しそうに取り組んでいる」ということです。
プロジェクトはリーダー次第で成果は大きく変わります。
なかなか環境整備が根付かない会社の中には「実はリーダーが抵抗勢力だった」ということがあります。どういうことかと言うと、リーダーとして一生懸命取り組もうと思って企画書をまとめたり、報告書をつくったり、社内での告知をしたり、・・・いろいろなことをしているのですが、心の中で次のような感情が巣食っていることが、ままあるのです。
・そうは言っても仕事が忙しい。うちの会社にできるわけがない。
・みんながやってくれるとは思えない。どうせまた一過性のプロジェクトで終わる。
・こんな大変な状態で、他の社員にお願いするなんて申し訳ない。
など、悪気はないものの、「自分ができるとは思っていない」のです。
私はそういう人を見つけると、容赦なく「あなたの会社の抵抗勢力は、リーダーであるあなた自身なんですね」と笑って伝えます。そして「あれこれ考えすぎなくていいですよ！まずはやってみましょう。自分の身の廻りをますは騙されたと思って、綺麗にしてみましょう。実際に自分の周りの環境に変化が起きた時、きっと心に変化が起きますよ」と伝えます。
すると、素直な人は本当に実践します。
そして実践した人だけが「なんかやっているうちの楽しくなってきた」「会社の同僚たちも楽しそうに取り組み始めた」と言い出します。
これは、よくある話なのです。
リーダーが楽しく取り組み始めた瞬間、会社の中に新しい風が起こるのです。
リーダーが気難しい顔をして、楽しくなさそうな環境整備をしていたら、社内でも「環境整備というのは我慢してやるものだ」という風潮ができてしまいます。
掃除道の環境整備は遊行です。
もっと楽しいのです。
リーダーが本当に価値を感じ、自分も同僚も会社も信じることができ、楽しそうに取り組んでいると、社員もパートもアルバイトも楽しくワクワクと取り組み始めます。
今日は環境整備講座第３講をしました。
実践を始めて２ヶ月です。
参加されている各社が驚くくらい素晴らしい実践をされていました。その中である受講生が「自分自身が抵抗勢力だったことに気付きました。今回、発表しないといけないと思って慌てて実践をし始めたらなんだか楽しくなってきてしまって、、、」と言っていました。彼が楽しみ始めたら、会社の同僚たちも楽しそうに実践を始めたそうです。
環境整備というのはリーダーの潜在意識すら映し出すものなのですね。
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