徹底した掃除から革命がスタート 掃除大賞・文部科学大臣賞 石坂産業株式会社
10年前に巻き起こった所沢のダイオキシンほうれん草騒動。
連日、会社上空には報道ヘリが飛び、環境を意識して対策をしっかりとしていた石坂産業ではありましたが、地元で大手業者であったため代表格のような扱いの誤報をされました。
この騒動を境に「脱産廃屋」を掲げ、どの同業者よりも早く先駆け、
廃棄物リサイクルメーカーとして生まれ変わることことを決断しました。
産業廃棄物の会社なのにもかかわらず、煙突をなくし、廃棄物を燃やして処理することをやめたのです。
当時はまだ職場には女性のいかがわしいポスター掲示や男性誌が転がっている有り様。
改革は「掃除をしっかりし環境を整える」ところからスタートしました。
ベテラン社員は「そんなめんどくさいこと、やってられない」と次々に会社を辞めていきました。
さらに、良い会社にするため、取引先へ高い石坂ルール基準を求めたところ、取引先も煙たがり去っていきました。
それでも初代社長、二代目社長は、信念を曲げることなく高い基準に取り組み続けました。
地域を汚したくないとプラントに出入りするすべての車両のタイヤを、
雨水浄化した水で洗浄するという徹底ぶり。
そこには「生まれ変わるには徹底してやるしかない」と他者の追随を許さない固い決意、信念があったのです。
近くの雑木林には心ない人や業者による不法投棄が行われていした。
それも石坂産業は掃除しました。
ただゴミ処理をするだけではなく、「里山の50年先までの生態系を保護しよう」
と生物多様性の保護や回復への取り組みをし、JHEPで日本初の最高ランクAAAを受賞。
(日本ではモリビルに次ぐ2社のみ)
自分たちの活動を多くの人に見てほしい、と工場は高い壁を取り除き「見える化」され、
見学者に開放されています。
見学者が安全に、かつ快適に見学しやすいように見学者通路をつくり、外にはカワセミたちが顔を覗かせ
る庭園風遊歩道、ビオトープ、アスレチック、神社(くぬぎの森鎮守神)もあります。
廃棄物をリユース、リサイクルして作られた遊歩道を歩いていると、会社見学がまるでアミューズメン
トパークに迷いこんだかのようなワクワク感に包まれます。
廃棄物処理業をしている会社がこれほど理念高く経営をされているのを見ると
「日本の美は彼らが背負い守ってくれているのだ」という気にさせてくれるリーディングカンパニーです。
■石坂産業株式会社
創業46年、従業員数120名。産業廃棄物処理業界でモノ作りの技術はトップクラス。
以前は廃棄物を燃やして処理していたが、現在は建設廃棄物の97%減量・資源化する。
廃棄物処理業のイメージとは裏腹に、キレイなところにしか棲息しない蛍、日本みつばちが会社の敷地内に棲息する。
公益財団法人日本生態系協会から生物の生息・生育環境として最高ランクAAAの認定評価を受ける。
昨年、経済産業省の「おもてなし経営企業50選」のモデル企業にも選出されている。
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